詩人間不信 かかわる人間が増えるごとに 新しい人格が必要になる。 そりゃ、しんどいわ。 絶望は、数でいうとゼロである。 なにとかけるも、 無の方向を目指す力である。 今日が終わるときに 今日は何ができたと言えるかを 自分の人生の中に組み込んでよいと思え... 2020.09.13 0詩
詩なつの陽 悩みがち 疑いがち 浮き足立ち ぼくはそんな人だよ でも夏には たまに日差しが突き刺さって たぶん心にも突き刺さって 前向きな日もあるんだよ 今日は素敵で いまも素敵で 明日も素敵だ ぼくは流れていくんだよ 流れていくから 今日がどんなに快... 2020.09.04 0詩
詩くぐりぬ くぐりぬ 声がでない くぐりぬ 言葉にならない くぐりぬ 厚い雲 くぐりぬ 辛すぎる記憶 くぐりぬ 自責 くぐりぬ 現実 くぐりぬ 弱さ くぐりぬ くぐりぬ くぐりぬ もういやだ 弱くていい もうむりだ くぐりぬけたい くぐりぬけて、嫌なも... 2020.08.25 0詩
詩海と話したい 海って ぐるぐるぐるぐる大循環する 海って 気温も気候も牛耳ってる 海があったから 人間は生まれてこられた 海があったから わたしは生まれてこられた そんな海に感情がないのは悲しいな ときにわたしは海を 自分のためだけに使う わたしは海に向... 2020.08.25 0詩
詩羊羹 わたしは甘いものが好きではない。 でも 羊羹という言葉にときめく。 「羊羹」 「......羊羹」 「羊……羹」 頭の中でひたすら羊羹を呼び続けたりする。 羊羹からの返事はないのだけれど。 羊羹、羊羹、羊羹、羊羹 羊羹がなにを指すのかわから... 2020.08.23 0詩
詩所詮、けれども 生きているのは身体だけか。 問い続けてみた。 問い続けてきてみた。 その結果わたしはつまり、 生きるということに精神性を含む意味はないのであろう、と結論を出した。 身体が生き方を覚え、生きていくだけなのだ。 身体は精神を待ったりしない。 精... 2020.08.20 0詩
詩聖戦 法を犯していたとしても、 祈り方が間違っていたとしても、 守るため、戦う。 煩悩を責められようが、 利己的だと窘められようが、 守るため、戦う。 左の頬を打たれて右の頬を出しても、 目には目、歯には歯を受けても、 守るため、戦う。 わたしが... 2020.08.18 0詩
詩イデア 現実が、どこにもなかった 認識は、そう合わせるように徹底していた どこもかしこも現実だとは言い切れず、 結果、わたしに居場所はないままだ イデアはなぜ現実になってくれない なぜ、イデアでしかないのに わたしに夢を見せたの もし今からわたしが... 2020.08.17 0詩
詩嘘つき 嘘つき へたくそ 浮気して 嘘つき へたくそ 隠せもしない 嘘下手は迷惑なのよ だって 見てしまった問題の答えは 出さなきゃいけないじゃない 小学生でも知ってるでしょう あなた その浮気、本気だといいわね わたしは絶対に許さないから 別れる... 2020.08.16 0詩
詩変わらない あしたなんて怖い。 すべて。 あしたを愛せるかなんて、 本当にわからない。 眠るのは怖い。 毎晩。 眠ってしまえばまた人生をイチから。 そんな気がしてならない。 進みたくない。 毎秒怖い。 前を向くと何かを後ろに残しているようで たまらなく... 2020.08.15 0詩