あの日船に乗ったとき
帽子が飛んでいきました
追ってはいけないと わたしの小島
涙と一緒に流しました
慣れない海 今 見つめ
待てども 待てども
涙だけ 浮かぶ
暮らし流れるあの川遠く
帰りたい
眠るとき思い出す
川辺の葉ぎしり
風よ
走り方おしえて
フルサトが待っている
わたしの記憶でいちばん 空が青いところ
風よ
走り方おしえて
もう一度船に乗るの
楽しい歌を唄えるように
わたしの心は
あの空や あの水や あの花や あの人を
忘れるほど 弱くない
帰りたい
帽子が飛んだ
あの瞬間に
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